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新しいブログは、
巡礼者の小道です。
よろしくお願いいたします。
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静かに。
おお 全地よ、静かに。



月の明りがともり、

わずかな星々が
淡く、
おぼろげに光を放っている。



そして、紅のゆり、白色のゆりが
神々しい聖人のように
おのおの たたずんでいる。




ほら、影のようにおぼろで、
夢見ごこちの あの木々を見てごらん。

澄んだ空気の深みにどっぷり浸かっている。




さあ、そよ風のささやき声に耳を傾けてごらんなさい。

祈りをささげる人のように、
こんなに優しくささやいている。





静かに、
おお、全地よ、静かに。


ここは聖なる地だから。


月の光によって洗われ、
雪のように混じり気のない地。



かつて、園の中で、
月光の王冠を戴きし主にまみえる。



おお 月光よ、ふたたび
この方を 王冠で飾りなさい。



そして、ゆりよ、
お前たちの聖鐘を今、響かせなさい。




おお 愛の王、そして痛みの王よ、


汝はここにおられます。

インマヌエル。






Amy Carmichael, Hush
私訳








幻が色あせ、

さまざまな事への感覚や力が、

空気の色のように

はかなく消え去ってしまうとき、



そして、

汝にささげ物を

携えてゆく力を

もはや失ってしまったとき、



祈ることもできないとき、、、





そんな時、

パラダイスから吹きよせてくる

よそ風のように、



私の耳に、魂を癒すことばが

ふっと入ってくる。



「私が手を上げることが、

夕べのささげ物として

立ち上りますように。」



そう、主はたしかに聞いてくださる。





Amy Carmichael, No Strength to Pray
私訳






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霧はやがて消える―彼女の旅









わが魂よ、

あなたはこれまで

幾多の要塞を打ち砕いてきました。



それなのに、なぜ今、恐れているのですか?




鞭の音、

戦に急ぐ車輪のガタガタいう音、

隊長たちの熱弁、


叫び、
混乱、
倦怠、
愚弄、、、



そういったことは

あなたにとって新奇なことなのでしょうか。



あなたの主なる神は、戦(いくさ)の神です。



―――


わが魂よ、

あなたは夢の中にいるのでしょうか。



あなたは剣の刃、

槍の突きの

鋭い感触を知っています。



あなたはこれまで倒れては起き上がり、

消沈しては立ち直り、


そして奮闘してきました。

――脅かしをものともせず。



いにしへに行なわれた闘いの中で、

あなたは幾多の要塞を打ち砕いてきました。




それなのに、なぜ今、恐れているのですか?





わが魂よ、

あなたの前にこれほどまでに

主の御力が示されてきたにもかかわらず、


なぜ今、あなたは恐れているのですか?




この方を見なさい。


あなたの光、隠れ家、

守り主、同伴者、愛しい方を。



この方こそ

敵が圧迫するときの あなたの支え、


幾千もの苦難のただ中にあっての

あなたの歌です。



これらは あなたにとって新奇なものなのでしょうか。



あなたの主なる神は、超然として

遠く離れ立っておられるのでしょうか。



わが魂よ、

勝利することを学びなさい。



あなたは剣の刃、

槍の突きの

鋭い感触を知っています。



あなたはこれまで倒れては起き上がり、

消沈しては立ち直り、


そして奮闘してきました。

――脅かしをものともせず。



いにしへに行なわれた闘いの中で、

あなたは幾多の要塞を

打ち砕いてきました。




だから今、

あなたは恐れることなどできない――、

そう、恐れることなどできないのです。




Amy Carmichael, Thou canst not fear now
私訳



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私を通し お考えください。

神の御思いよ。


御父さま、

どうか 私の思いを静めてください。



――汝のご臨在の中で、静寂の内に宿り、


そうして

汝の御思いが 

私の思いとなるまで。





私を通し お考えください。

神の御思いよ。



そうすれば、

いつも、そしてどこであっても、


私の存在をとおして溢れ出る流れが、

祈りの中で 

〈家路〉へと向かってゆくでしょう。





私を通して お考えください。

神の御思いよ。



ああ、私自身の思いが

永遠(とわ)なる海の


岸辺にたたずむ砂だまりのように

洗われ、

そうして

消失していきますように。




Amy Carmichael, Think Through Me,
私訳




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山や木々や小川の上に立ちこめていた
冷たい霧が 突然消え、


かがやく夢のように
すべてを照らし出す栄光が
そこを通っていく。



そのように、救い主よ、

冷たいものが、欝蒼としたもやのように
私の上に立ちこめ、
私を圧迫するとき、



あなたの庭、丘、
ゲッセマネ、そしてカルバリーは
どこにあるのでしょうか。



うす暗い雲の中に沈み、
喜びの色彩が失われ、
色あせるとき、



そして耳もとにささやきかける疑いが
私を襲うとき、



恐れ、
荒涼とした地にいるかのごとく
私はそこを歩いています。



そんな時、
おお主よ、汝の風を送ってください。



そうすれば、重苦しいこの空気は
消えてなくなり、


わが思いの中にある
いやしい愛着も
取り除かれていくことでしょう。



おお甘美な風よ、

わが内で動き、
私を新しくしてください。



汝の宿り場である
天から見下ろし、


汝の願っておられることを
どうぞなしてください。



そして主よ、
汝の御顔のかがやきを
私に見せてください。




Amy Carmichael, Show me the shining of Thy face
私訳



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ドンドンと叩きつけるような音が夜通し聞こえ、闇が、まるで感触のある生き物のように私の周りで震えていました。

寝付けず、横たわったまま私は目を開けていました。――すると、目の前に次のような幻を見たのです。


☆☆

(幻の中で)私は草におおわれた崖に立っていました。

と、足元にある隙間が崩れ、それは無限大の大きさになりました。

下を見ましたが、底はみえず、そこにあるのはただ雲のような形をし、黒々と恐ろしくとぐろを巻いた窪みでした。

巨大な影に覆われた穴、計り知れない深淵。

この深さにめまいを覚え、私は後ずさりしました。

☆☆

すると、一群の人々が列をなして崖の方に向かってくるのが見えました。

乳飲み子を抱え、脇には小さな子を連れた一人の女性がいました。彼女は絶壁すれすれの所まで来ていました。

しかし、なんと彼女は盲目だったのです。

こうして何も見えないまま彼女は次の一歩を踏み出し、、そしてああ、崖から真っ逆さまに落ちていきました。――子ども達もろともに、叫び声を上げながら。

☆☆

見ると、あらゆる方角から怒涛のように人がなだれ込んできます。

皆一様に盲目でした。全く目の見えない状態にありました。

そして誰もが皆、絶壁のへりに直進して行くのです。

そして突如として落下が始まるや、彼らはかん高い悲鳴を上げます。――手足をばたつかせ、むなしく宙をかきながら。

しかしある人たちは諦観したかのように全くの無言のまま、音もなく落ちて行きました。

☆☆

私は苦悶の内に思いました。「なぜ崖のところで誰も彼らを止めないのだろう。」

私はそこに向かおうとしました。でもなぜか足が地に張り付いたようになって動かないのです。

そして声をふり絞り叫ぼうとしても、ささやき声しか出てこないのです。

☆☆

崖の方をよく見ると、そこには間隔を置いて、何人かの見張りが立っていました。

しかしああ、その間隔はあまりに大きいのです。

彼らの間には、防備のされていない広大な領域そして隔たりがありました。

そしてその隔たりのところから人々が――その盲目さゆえに、そして事前に警告してくれる人が皆無であったために――次々と落ちて行っていました。

崖に生えている緑草は血染めの赤のようであり、深淵は地獄の門の如く、その巨大な口を開けているかのようにみえました。

☆☆

その時、のどかな一枚の絵のような光景が目に入ってきました。

一群の人々が木々の下にいます。彼らは深淵の方に背を向け、ヒナギクの花輪を編んでいました。

時折、崖の方からかん高い、つんざくような叫び声が聞こえてきます。でもそれはこの人々にとっては迷惑な騒音にすぎないようでした。

そしていざその中の誰かが立ち上がり、崖の方にいる人々の救援に向かおうとすると、周りの皆はその人を引きずり下ろすようにして言いました。

「何を一人で興奮しているのです?『行きなさい』という明確な召命をいただくまでは、ここでじっと待たなければならないのですよ!自分の花輪作りだってまだ終わっていないじゃありませんか。

ここで自分のやるべき事をほったらかしにして、私たちの肩にそれを負わせようと言うのですか?そういうのは余りにも自己中心的だと思いますよ。」

☆☆

向こうの方には別のグループもいました。

この人々は、より多くの見張り人を送り出したいと強く願っていました。

しかし行くことを志願する人はほとんどおらず、その結果、崖ぞいの何十キロ、何百キロという距離の間に、一人の見張り人さえ見当たらないという状態が生じていました。

☆☆

年若い娘が見張りの場所に一人で立っていました。

手を振りながら「崖の方に行かないでください」と人々に嘆願しています。

しかし彼女の母親や親せきがこの娘を呼び、「安息年なのだからこちらに戻って来なければなりません。これはれっきとしたルールなのですからね。守らなければなりませんよ。」と説得しているのです。

こうして彼女は少しの間休養を取るべく母親たちの所に戻って行きました。

しかし、彼女の持ち場を代わりに受け持つ人は誰も遣わされませんでした。

そしてそうする間にも、魂は怒涛のように、次から次へと下に落ちていきました。

☆☆

ある時には、一人の子どもが、深淵すれすれの所にある草の根を必死につかみつつ、宙にぶらさがっていました。

そして助けを求め、死にもの狂いで叫んでいました。――しかしその声は誰の耳にも届いていないようでした。

そうこうするうち、草の根はついに切れ、泣き声と共にその子は落ちていきました。

――小さな手に、切り裂けた根っこの塊りを今もなお握りしめつつ。

自分の持ち場に戻りたいと願っていた先ほどの娘は、その小さな悲鳴を聞いたように思いました。

そしてすぐに起き上がると、声のする方向へ駆け出していこうとしました。

しかし周りにいる人々は彼女を非難し言いました。

「もうそこに行く必要はないんです。隔たりはね、もうちゃんと管理されているんですから!」

そして彼らは讃美歌を歌い始めました。

☆☆

賛美の合間に、向こうからまた別の声が聞こえてきました。

その声は、――哀咽のしたたりの中から絞り出された――何百万もの傷ついた心の痛みのような音でした。

そして大いなる闇の恐怖が私を襲いました。なぜなら、私はそれが何であるか知っていたからです。

そう、それは血の叫びでした。

☆☆

すると雷鳴のような音が鳴り響きました。主の声でした。

「お前は何をしたのか。お前の弟の血の声が土の中からわたしに叫んでいる。」

ドンドンと叩きつけるような音は今も激しく鳴り、暗闇は今も私の周りで震えていました。

そして門のすぐ外側からは、悪魔の踊り子たちのわめき声、そして悪霊にとりつかれた者たちのおぞましい金切り声が聞こえてくるのです。

「それがいったい何だというのです?これは今までも起こってきたことだし、これからも同じように続いていくものなのです。それなのに、あなたは何を一人で大騒ぎしているのですか?」


――ああ神よ、私たちをお赦しください!

私たちの無感覚、冷淡さを。

そして私たちの罪を。




Amy Carmichael, Thy Brother’s Blood Crieth
私訳




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おお なにかが 風の中をさまよっている。

なにかが 森の中で ささやいている。
これは何かしら?


太陽に向かって歌っている川、、これは何なのかしら。


そして、あらゆる喜びの感覚の中にあって 

いつも感じる ばくぜんとしたこの痛み。


この呻き。求め。張りつめたようなこの揺れ。

これは何なのかしら。




流れゆく衣を よく目にします。

――ふさべりの部分だけを。


それは黄褐色にそまり,

ふんわりした深緑の上に
羽のようなシダの上に、

そっと横たわっています。



そして それは

山露で白くなった
ブルーベルの おぼろげな碧色のように、

森の中にも あります。




山緑の中に 私はひくく 横たわりました。

川べりのシダの間に ひくく 横たわりました。



森の中にじっと身をひそめ、

その愛らしく不可思議なものを とらえよう、

しっかり握ってはなさないようにしようと
思いました。



でも それは お日様の光のように、

夢中になってつかもうとする私の手から

すべり出てしまいます。



細かい花粉のように それは粉になってしまいます。

黄金(こがね)色のやわらかい粉、ふっくらとした触感。

でも、、私にとらえることができるのは それだけです。



消えてしまった黄金色のものは 私の手にあり、

風のこの息により、私の髪はゆらいでいます。



なにかが近くで、とても近くで――でも遠くで――

揺れ動いているのを感じます。



色の移ろいゆく尊さの間で かすかに光っている

――衣のふさべり。



おお この衣を着ておられるお方!


もしも その縁(へり)でさえも 

ほとんどとらえることのできないものだとするなら、


その織り主、その着主であられる汝を

どうして見ることなどできましょう。



主よ、汝はどこにおられますか。

おお どうか私に言ってください。

どこにおられますか。




山緑は、黄金色の頭をそむけ、

シダはしりごみし、物悲しそうに立っています。

ちいさな花々は、困惑したような目でこちらを見上げています。



ただ川は――私の川だけは――、

それでも 私を見捨てずにいてくれています。



でも川の奏でる調べは

私の泣き声と混ざっていました。



すると、

ほとんど奥に引っ込んでしまっていたかのような森の
どこからか、


なじみのある あの足音が聞こえてきました。


おお、これは汝の音ですか?


主よ、あなたはどこにおられますか。

おお私に話してください。




すると、、主は言われました。

「来て、見なさい。」




Amy Carmichael, Where Dwellest Thou?
私訳





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私の木の葉が落ちるとき、


汝は それらを

包み込んでくださいますか。



移りゆく 黄金色(こがねいろ)の秋

むき出しになった褐色の枝

もろい小枝と茎。


 疲れ切った木の葉が 一枚一枚と
 落ちていく。



死んでいると人が言うもの――

汝はそれをも包み込んでくださいますか。



目の前には、雨と、

息が詰るほど厚く覆われた雪が みえます。


そうして、
私の木の葉は
がっかり気落ちして


低い 低いところに
横たわっています。



それゆえ
心は 白色の冬に問うて止まないのです。



しかし ついに 

春の輝かしい声のような快活さで
主が語ってくださいました。


「恐れてはいけない。
歌いなさい。さあ、喜んで 歌いなさい。


なぜなら、雪の上掛けに覆われていたものは

喜びという 秘められたものだったのだから。


やがて、

冬の間ずっと わたしが あなたのために備えてきたものが
萌芽してくる――

それを
あなたは見るでしょう」と。




Winter, Amy Carmichael
私訳








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善き主よ、

私の思いを整えてください。


これらは 私の内で せわしなく放浪してやまないのです。



愚かな空想

意味もなくさまよう虚栄に 

うつつをぬかす 子どものように―。



おお これらの思いを汝の家に呼び戻してください。



見てください――私の思いは風のように、泡立つ海のように

あてもなく漂っています。



それらは 野生のカモメのように 

ここを飛び交ったり あそこを飛び交ったりしています。



そして ある思いは低く沈み込み、

また別の思いは 度を越えて 高揚しています。


おお これらの思いを汝の家に呼び戻してください。




私の沈黙は汝に語りかけているのに、


乏しく愚かな思いが 

見当違いなところをさまよっていて

それで私は 自分を見失っています。



どうか 心乱されることなく 祈りに向かうことができますように。

おお わが思いを 汝の家に呼び戻してください。




Amy Carmichael, Wandering Thoughts,
私訳





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