1169e50ee1ff76f1283d2d02568aeaea20160225.jpg



おお なにかが 風の中をさまよっている。

なにかが 森の中で ささやいている。
これは何かしら?


太陽に向かって歌っている川、、これは何なのかしら。


そして、あらゆる喜びの感覚の中にあって 

いつも感じる ばくぜんとしたこの痛み。


この呻き。求め。張りつめたようなこの揺れ。

これは何なのかしら。




流れゆく衣を よく目にします。

――ふさべりの部分だけを。


それは黄褐色にそまり,

ふんわりした深緑の上に
羽のようなシダの上に、

そっと横たわっています。



そして それは

山露で白くなった
ブルーベルの おぼろげな碧色のように、

森の中にも あります。




山緑の中に 私はひくく 横たわりました。

川べりのシダの間に ひくく 横たわりました。



森の中にじっと身をひそめ、

その愛らしく不可思議なものを とらえよう、

しっかり握ってはなさないようにしようと
思いました。



でも それは お日様の光のように、

夢中になってつかもうとする私の手から

すべり出てしまいます。



細かい花粉のように それは粉になってしまいます。

黄金(こがね)色のやわらかい粉、ふっくらとした触感。

でも、、私にとらえることができるのは それだけです。



消えてしまった黄金色のものは 私の手にあり、

風のこの息により、私の髪はゆらいでいます。



なにかが近くで、とても近くで――でも遠くで――

揺れ動いているのを感じます。



色の移ろいゆく尊さの間で かすかに光っている

――衣のふさべり。



おお この衣を着ておられるお方!


もしも その縁(へり)でさえも 

ほとんどとらえることのできないものだとするなら、


その織り主、その着主であられる汝を

どうして見ることなどできましょう。



主よ、汝はどこにおられますか。

おお どうか私に言ってください。

どこにおられますか。




山緑は、黄金色の頭をそむけ、

シダはしりごみし、物悲しそうに立っています。

ちいさな花々は、困惑したような目でこちらを見上げています。



ただ川は――私の川だけは――、

それでも 私を見捨てずにいてくれています。



でも川の奏でる調べは

私の泣き声と混ざっていました。



すると、

ほとんど奥に引っ込んでしまっていたかのような森の
どこからか、


なじみのある あの足音が聞こえてきました。


おお、これは汝の音ですか?


主よ、あなたはどこにおられますか。

おお私に話してください。




すると、、主は言われました。

「来て、見なさい。」




Amy Carmichael, Where Dwellest Thou?
私訳





スポンサーサイト

春到来の予感―内村鑑三の信仰詩

クリスチャン女性の「ファッション」が周りの人々に及ぼす影響について―アドニラム・ジャドソン宣教師の嘆願レター〔シリーズ2〕

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。