私:ベン兄、こんにちは。日本の読者のみなさんに、自己紹介してくださいますか。


:こんにちは。ベン・チャン(46)と申します。オーストラリアのパース市在住のクリスチャンです。妻ジェイスとの間に二人の息子(14才、10才)がいます。

私はマレーシアのセレンバム市の華僑家庭で生まれました。私の生まれ育った場所は、福建語、広東語の他にも、北京語、客家語など多くの言葉が日常的に話されている多言語・多文化地域でした。


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マレーシアのチャイナ・タウン


12才の時、一家でオーストラリアに移民しました。現在、仕事をしながら、Kingdom Light Perthという教会で奉仕しています。


私:ベン兄は、仏教徒の家で育ったと聞いています。どのような経緯でイエス様を信じるようになったのか、救いの証しをお聞かせください。


:私はオーストラリアで青春時代を過ごしながら、お酒、たばこ、ドラッグなどを覚えていきました。髪も長髪で、ヒッピーさながらの生活をしていました。

約10年ほど前になりますが、ある日、私は職場の同僚の家に夕食に招かれました。彼はクリスチャンでした。私はキリスト教についての知識はほとんどなかったのですが、その家には、人をリラックスさせ、平安な気持ちにさせるような何かがあるのを感じました。

当時、私は子育てのことで悩んでいました。私は自分の父親から愛されていると感じることなく育ってきましたので、幼い息子たちには、それとは別の接し方で子育てをしていきたいと思っていました。しかし実際、どうしていいのか分かりませんでした。また妻との間にも問題を抱えていました。


同僚の証しをきく


同僚の家には19才になる息子さんがいましたが、本当にすばらしい息子さんでした。私はそれに感動し、本来すべきビジネス・トークなどそっちのけで、「どのようにしたら、こんな立派な息子さんを育てることができたのですか?」と同僚に尋ねたのです。

すると、同僚は彼の信じているイエス・キリストについて語ってくれました。その後、三時間余りに渡り、私は次から次にキリスト教のことについて、彼に質問をしました。

帰り際、同僚は私のために祈ってくれ、こう言いました。「ベン、これからは何か心に問題があったら、イエス・キリストに祈ったらいいよ。」


仕事上のトラブルとはじめての祈り


それからしばらくしたある晩、私はある仕事上のトラブルのことで、寝付けず、苦悶していました。ついに起き出し、リビングに行くと、「気休めにテレビでも観ようか」と思いました。

しかしその時、同僚の言葉がふいに思い出されたのです。私はキリスト教徒のように跪き、手を組み合わせ、「私は同僚から、あなたに祈ればいいと聞きました。あなたが本当に実在するのなら、私の抱えているこの問題の解決策を教えてください」と祈りました。

そしてまたベッドに戻り、目を閉じました。

するといきなり、最初の問題の解決策が頭をよぎったのです。そして、二つ目、三つ目と、立て続けに解決策が与えられ、私は驚いて声を上げました。すると妻が起きて、「どうしたの?何があったの?」と訊いてきました。私は「うん、朝起きたら、話すよ」と言いました。


なぜか涙が出る


朝起きると、妻がテレビを観ていました。シンガポールからの衛星放送で、その時ちょうど、キリスト教の牧師がメッセージをしていました。

私はその人の語る言葉に耳を傾けました。すると、ブラウン管の向こうから何かが自分の中に入ってきて(そういう表現しかできません。)、気がつくと、私は泣いていました。妻は、涙を流している私に驚いていました。

「僕は教会に行ってみたい。」私は妻にそう話しました。

私はここでうつ病のことについて話したいと思います。当時、私はうつ病を患っていました。しかし今思うと、主はうつ病という病を通して、私の心を神の動きに対しsensitive(敏感)にしてくださっていたと思います。また、さまざまなトラブルや挫折を通して、私のプライドも砕かれつつありました。


魂(soul)と霊(spirit)の確執


しかし私の魂の力はまだまだ強く、地についていました。教会に通い始めてしばらくして、教会の方に導かれ、「イエス・キリストを心に招き入れる祈り」というのをしたのですが、祈った後、私の魂は「ああ、こんな祈りなどしなければよかった」と言っていました。

そして、教会からの帰り、車の中で妻に、「キリストを受け入れる祈りなんかしてしまった。ああ、後悔してる。」ともらしました。

しかし御霊は私のかたくなな魂とプライドを打ち砕きつづけ、それと共に私の霊はキリストに対してさらに開かれていきました。


(その2)につづきます。


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