二年前に私はこのブログで、ガブリエラ・クビー女史の著作 『グローバル〈性革命〉―自由という名における自由の破壊』に関するご紹介、および女史へのインタビュー記事を掲載しました。(ココ

(ドイツ語での原題:Die globale sexuelle revolution: Zerstorung der Freiheit im Namen der Freiheit, 2012)

その当時はまだ英訳が出ていなかったのですが、少し前に、ついに英語版が出版されました。これです。


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英語版のタイトル:Global Sexual Revolution: Destruction of Freedom in the Name of Freedom, December, 2015


ページをめくると、次のような驚くべきことが書かれています。


【今こんなことが起こっています。あなたはご存知ですか?】


ー1999年以降、ジェンダー主流化(Gender Mainstreaming)がドイツ連邦政府の「主要綱領」になったこと。


ージェンダー主流化の目標は、男女間における「本質的な平等」の創出にとどまらず、規範としての異性間セクシュアリティーの解体自体にあること。


ー1999年以降、欧州議会は、「同性愛恐怖(“homophobia”)」を「レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー者に対する不合理な恐怖および拒絶」と定義した上で、これに対する刑事訴追を求める五綱領を採択したこと


ー国連の採決した「ジョクジャカルタ原則」は、LGBTマイノリティーの利害に奉仕すべく、社会における全体主義的変革を促し求めるものであること。


ーポルノグラフィーは中毒的なものであり、成人男性の約20%がこれを毎日観覧しており、約42%が毎週観覧していること。


ー性教育ネットワーク(世界保健機関〔WHO〕、国際家族計画〔IPP〕、ドイツ州機関)が、性に関する子どもの「権利」を促進しようとしていること。

つまり、幼稚園生であっても性行為をして差し支えないという権利、および「あらゆる性活動および同性婚が許容されるべきものなのだ」ということを子供たちに教えていく権利を、現在、促進しているということ。


ーヨーロッパにいるクリスチャンに対する社会的・法的差別が、近年、急増していること。過去5年の間に、800件以上の訴訟が起こされたこと



また目次は次のようになっています。


1.自由という名による自由の破壊

2.性革命の先駆者たち――フランス革命から今日まで

3.フェミニズムからジェンダー・イデオロギーへ

4.国際連合(UN)を媒介とした性革命のグローバル化

5.全体主義の統御:ジョクジャカルタ原則(The Yogyakarta Principles)

6.ジェンダー行路に関するヨーロッパ連合(EU)の動き

7.草の根レベルにおけるジェンダー革命

8.言語の政治的レイプ

9.ポルノグラフィー:全く「ノーマル」なもの?

10.異性愛者、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー:任意のもの?

11.キリスト教と同性愛

12.学校および幼稚園における性教育

13.カトリック教会における自由「性教育」:その内容と課題

14.非寛容と差別

15.新しい外観を装った「全体主義」への下り坂



その2に続きます。


新しい外観を装った全体主義への下り坂(ガブリエラ・クビー)【フェミニズム問題】

私の見た幻(A Vision for Souls)―エミー・カーマイケル