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野外伝道するジョージ・ホワイトフィールド (1714 – 1770)


George Whitefield, Portrait of a Revival Preacher by Leonard Ravenhill より




火は別の火を生じさせる。


燃えさかるジョン・ウェスレーのあの情熱は、ジョージ・ホワイトフィールドの感化によるものだったと私は思う。


アメリカに到着後、ホワイトフィールドは、情熱の炎をここでもまた点火させた。そう、今回はギルバート・テンナント(Gilbert Tennant)の心にその火がつけられたのだ。


こうしてホワイトフィールドが米国ニューイングランドを去った後、テンナントの説教を聞きに、雪をかきわけ、人々が押し寄せるようになったのである。


☆☆


ホワイトフィールドを神の国に導く道のともしびの灯となったのは、一冊の本だった。


オックスフォードの学内で、彼を見かけたチャールズ・ウェスレーが、彼にヘンリー・スクーガルのThe Life of God in the Soul of Man(「人の魂の内に存在する神のいのち」)という著書を手渡したのである。


アメリカに到着後、ホワイトフィールドは先住民たちに福音を伝えようと、欝蒼とした森をかき分けて行った。


小屋から小屋へ、部族から部族へと彼は宣教しつつ移動していった。また、貧弱なカヌーで急流を渡り、デラウェア族のいる野営地になんとかたどりつかんとした。


また英国においても、彼は野外伝道に駆け出していった。「(通りで福音説教する)私への報酬は、なげつけられた石、ごみ、腐った卵、切り刻まれた猫の死体、、などだった。」


☆☆


グロスター出身の彼は、メアリー女王の治世に、キリストの福音を大胆に宣言していくことがどんな危険をもたらすかについても熟知していた。


事実、グロスター教会のフーパー司教は、教会前で火あぶりの刑に処されていた。



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John Hooper (1500 – 1555)



しかしホワイトフィールドは、主への従順の結果、どんなことが身に降りかかろうとも、そんなことは気にしていなかった。


ウィリアム・ティンダルもグロスターの男であったし、彼の信仰が最終的にどんな代価を彼に払わせたかは、皆、ご存知だろう。


☆☆


金銭に淡泊だったルターに対し、かつて教皇は次のようなお世辞(?)を言ったことがあった。


「あのドイツ獣は、金(ゴールド)を愛していないときてる。」そしてこれは、ホワイトフィールドについても言えたと思う。


ホワイトフィールドの宣教の力の秘訣は何だったのだろう。私は次の三点だと考える。


)彼は、純粋な福音を伝えた。
)彼はパワフルな福音を伝えた。
)彼は情熱的な福音を伝えた。




ホワイトフィールドと共に宣教のわざにつき、寝食を共にしたコルネリウス・ウィンターはこう言っている。「彼の説教が涙なしで完結したことはほとんどなかった。」


また、抜け目がなく、冷血漢の哲学者であった米国のフランクリンは、この伝道者について次のように描写している。


「彼の説教によって、フィラデルフィアの人々の態度が変わった。これはすごい。かつてここには思慮もなく、信仰のことなど無関心な雰囲気が漂っていたのに、今ではその地域一帯が信仰心を強めているようにさえ見えるのだ。」


さらにジョン・ウェスレーは彼についてこう言っている。


「これほどまでに多くの罪びとを悔い改めに導いた人物について、未だかつて見たり聞いたりしたことはあっただろうか。然り、ホワイトフィールドのように神の祝された器として、無数の罪びとを暗やみから光の元へ、サタンの勢力下から神のご支配の元へ導き入れた人物がかつていただろうか。」


おお、ホワイトフィールドの仕えし神よ、彼のように魂に重荷をもち、燃えるような舌と涙にあふれた目で、講壇に立つことのできる巨人を、今日また起こしてください。


そして主よ、どうか迅速にそれをなしてください!







ーおわりー





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なんら人々のご気分を害さないような説教、

それを聞いても、聴衆者が、自分自身にも、説教者にも嫌気をもよおすことのないような説教―、

そういったものは、おそまつな説教だと言わねばならない。








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あなたがたは、私が涙を流すことを責め立てている。

しかし、あなたがたは自らの不滅の魂が、今まさに永遠の滅びの淵(ふち)にあるにもかかわらず、(そういう自分の悲惨を思って)涙することをしていない、、、それを思う時、誰が泣かずにいられようか?








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隠れた場所で、一人、大いに祈りなさい。
人との多言を避け、神と共に多くの時間を過ごすよう
努めなさい。









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