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手紙というのは、私たちの大切な人の安否をきき、気持ちを伝え、日常の小さな・大きな喜び・悲しみ・希望などを相手と分かち合う、すばらしいコミュニケーションの手段だと思います。


ギリシャ語で「手紙」は、エピストレー(επιστολή)といい、これは「手紙を書く」という意味の動詞エピステロ―(επιστέλλω)から派生した語だということです(織田)。


そういえば、新約聖書27巻のうち、実に21巻がエピストレー(手紙、書簡)であるという事実も、なんだかすてきではないでしょうか。


手紙がモノローグと違うところは、書く人が、受信者である具体的な相手のことを心に思い浮かべながら、そして彼・彼女・彼らのことを意識しながら、メッセージをしたためていることにあるのではないかと思います。





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使徒たちが生きていた時代には、パソコンはおろか紙も存在しておらず、羊皮紙などに、葦のペンと黒インクで手紙を書いていたそうです。また、書いた文字を消したい時には、湿ったスポンジなどを用いていたようです。




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葦のペン (AD1世紀、エジプト)




3 ヨハネ13

あなたに書き送りたいことがたくさんありましたが、墨(=メラノス, μέλανος)と筆(=カラムー, καλάμου)でしたくはありません。


το μέλαν(メラン):[名]墨、インキ。色素メラニンμελανίνηはこの語から。

η καλάμη(カラメー):[名]茎(葦や麦などの)、藁(わら)







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Ⅱテモテ4:13b

また、書物を、特に羊皮紙(メンヴラナス, μεμβράνας)の物を持って来てください。


η μεμβράνα(メンヴラナ):羊皮紙、羊皮紙に書いた書物






さて、先日、私は小学生テオンくんのかわいいレター(AD2-3世紀、コイネー期エジプト)をみなさんにご紹介しました。



初代教会期のかわいい子どもの手紙を和訳しました!(生きたコイネー・ギリシャ語に思いっきり親しみましょう♡)





あんなに文法ミス、スペル・ミスだらけなのに(笑)、それでもパパに自分の気持ちを伝えようと一生懸命ギリシャ語で手紙をしたためたテオンくんに、私自身、かなり勇気づけられました。


そして昨日、私もテオンくんに倣って、コイネー・ギリシャ語でみなさんにお手紙を書いてみたんです!


また、お手紙はやっぱり手書きが一番うれしいかなあと思って、手書きレターを写真に撮りました。


これです。↓ 見えますか?ちょっと影になっていて読みずらいかもしれません。ごめんなさい。



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[和訳]



イエス・キリストのはしためKinukoから、
日本にいるすべての、神に愛されているみなさんへ。


兄弟姉妹のみなさん、こんにちは!
遠く離れたところから、この手紙を書いています。


窓の外にはアテネの空がひろがっています。
白い雲もみえます。
主よ、あなたのみわざはなんと多いことでしょう。


昨日、パンとチーズと、それから黒オリーブを食べました。
ザクロの実からとれたジュースも飲みました。
時々、うどんの味がなつかしくなります。


みなさんの教会の兄弟姉妹に、どうぞよろしくお伝えください。
I miss you!

私たちの父なる神と主イエス・キリストから、
恵みと平安が、みなさんの上にありますように。アーメン。





コイネー・ギリシャ語を学んでおられる兄弟姉妹のみなさん、一言でもいいので、もしよろしければ、なにかお返事ください♡ 


それでは楽しみにしています。





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