4.強い指導者に影響を受けた対等主義者(Leader-influenced Egalitarians)



プロテスタント陣営内の団体の中には、一人か二人の強力な指導者の影響により、主として対等主義の立場を受け入れたグループも存在しています。


このカテゴリーに入るのは、米国のインターヴァーシティ・クリスチャン・フェローシップ(IVP)です。


この学生宣教団体は、つい最近まで会長を務めていたスティーブ・ヘイナー(Steve Hayner)氏の指揮の下、強力な対等主義路線を採るようになりました。


報告によると、ヘイナー氏の指導下にあった当時、IVPのスタッフの中で相補主義の立場に立っていた人々は、公に相補主義の立場に立った教えをすることが許されていなかったということです。(註1


また米国IVP出版社の著作類をみましても、同社の編集方針における強力な対等主義路線が露見されます。同社は数多くの対等主義に立つ著書を出版してきましたが、その反面、この20年の間、相補主義の立場から書かれた本は出版していないようです。


私はウィロー・クリーク・コミュニティー・チャーチをこのカテゴリーに入れます。なぜなら、この教会は開拓当初から、ホィートン大学神学教授であるギルバート・ビレジキアン氏(Gilbert Bilezikian:現在定年退職)の強い影響を受けてきたからです。



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ビレジキアン教授は、開拓初期からウィロー・クリーク教会の長老を務めてこられ、氏の著書であるBeyond Sex Rolesは、エヴァンジェリカル界における一連の運動の中で、最も甚大な影響力をもつ対等主義の本の一つとみなされています。


(従って、ウィロー・クリーク教会は、このカテゴリーにも、それから前項の「文化的センシティブ対等主義」のカテゴリー両方に適合しているわけです。)


最後に、Christians for Biblical Equality (CBE)のこともこの項で挙げておきます。


CBEはパラチャーチの団体ですが、この団体はエヴァンジェリカル界(福音派、カリスマ・ペンテコステ派)における対等主義の立場を定義し、擁護し、促進する目的をもって設立されました。これは相補主義を擁護するCBMW団体の対等主義ヴァージョンと言っていいでしょう。





対等主義の教会 検証シリーズ⑤:どちらの立場を採るべきか決めかねている、あるいは決断を差し控えているグループ

対等主義の教会 検証シリーズ③:体験指向の対等主義者(Experience-Oriented Egalitarians)